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元気堂薬局 薬剤師・国際中医師 大串一稔

漢方薬 シリーズ 219「子宮筋腫を伴う不妊」

 不妊の漢方相談には、子宮筋腫があるという方もいらっしゃいます。 
「34歳、結婚して2年。子宮筋腫が複数個あり、半年ほど前に手術を受けたが、まだ2個残っている。術前は、過多月経、血塊が多く、生理痛も辛かったが、今は、改善している。月経周期は28~30日。月経前はイライラしやすく、胸が張り、便秘気味になり、脚が浮腫む。疲れやすく、貧血気味。月経後半に目元がピクピク痙攣することがある。ストレスでお腹が張ったり、喉がつまる感じがする。肩や首が凝り、足先が冷える。クマができやすい。AMH検査では、40歳相当と言われた。」とのことでした。いろいろなことが気にかかり、ストレスを感じやすいようです。  肝気鬱結証、肝血虚証に血瘀証を兼ねていると考え、逍遙散、当帰芍薬散と折衝飲を月経周期などに合わせて飲み分けていただき、腎精を補うために瓊玉膏も併用しました。服用開始2ヶ月ほどで月経前の便秘、浮腫が軽減し、疲れにくくなりました。さらに半年ほどで、月経前の体調不良は、ほぼ無くなり、すっかりお元気になりました。そして、服用開始から約1年後に、めでたく妊娠。悪阻の漢方薬、安胎の漢方薬も服用して、無事出産することができました。かわいい赤ちゃんといっしょに、立ち寄ってくださいました。とても嬉しそうな笑顔です。  
 子宮筋腫があると、経血量が多く、血虚になりがちですが、単純に補血せずに、子宮筋腫の状態にも配慮が必要です。月経の状態、体質はもちろん、子宮筋腫の状態にも気をつけて、その方に合った処方を選ぶことが大切です。きめ細やかなケアをして、妊娠しやすいコンディションにしていきましょう。 
 当薬局では、不妊のご相談は、不妊漢方アドバイザーの女性薬剤師が主に対応させていただいております。出産経験もありますので、わからないこと、困ったことなど、安心してご相談下さい。

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