HOME > おすすめ情報 > 204「ストレスで悪化する喘息」

おすすめ情報

元気堂薬局 薬剤師・国際中医師 大串一稔

204「ストレスで悪化する喘息」

日本呼吸器学会のホームページによると、「喘息は気道に炎症が続き、さまざまな刺激に気道が敏感 になって発作的に気道が狭くなることを繰り返す 病気」とされています。症状は「発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー、ヒューヒュー という音を伴って息苦しくなり、夜間や早朝に出やすい。」のが特徴です。ダニ、花粉や食物などの アレルギー、感染症、自律神経の失調、精神的要因、ホルモン異常など、喘息の発症 には、さまざまな原因が複雑に絡み合っていると考えられています。32 才のAさん。「以前から、時々、喘息発作を起こすことがあったが、最近、お仕事が忙しく、疲れとストレスにより、息苦しさや咳が続いている。透明な痰が少量出る。咽や鼻がつまる感じがする。手足が冷えやすく、寒いときに症状が出やすい。肩こりや腰痛があ る。」とのこと。普段から陽虚体質で、そこへストレスのために肝の疏泄が失調し、肝気犯肺していると考え、四逆湯と逍遙散を服用していただくことにしました。息苦しさなどの症状は、半月ほどで激減し、1ヶ月ほどで、ほとんど無くなりました。現在は、緩解期の体質改善をしているところです。  漢方では、肺の宣発・粛降の失調を中心に、腎の納気、肝の疏泄、脾の運化などの不調をポイントに、喘 息の症状を分析し、不調の原因を探っていきます。通常、発作期と緩解期に分けて治療を行います。「肺気 虚」「肺陽虚」「肺陰虚」「腎 不納気」「肝気鬱結」「脾肺 気虚」・・・等々のパター ンに分類し、さらに、検討して、その方の症状や体質に合った漢方薬を決定しま す。もちろん、冷えやストレスへの対策、飲食の摂生、 睡眠や休養の確保なども 大切です。

お問い合わせ先

住所船橋市東船橋4-33-1
フリーダイヤル0120-67-4193
TEL047-426-2076
営業時間/休み9:00~20:00(月・火・水・金・土)14:00~21:00(木)
HPhttp://www.kanpo-genkido.co.jp/

PAGE TOP