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元気堂薬局 薬剤師・国際中医師 大串一稔

207アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎の発症 には、多くの要因が絡み合っ ており、様々なことに影響されやすいため、なかなか手強い疾患です。漢方的にみると その発症の根幹は、気・血・津液・精などの正気が不足する ことによる皮膚バリア機能の低下と考えられます。そのため、暑さ、寒さ、乾燥、湿気などの環境の変化や、ハウスダス ト、食物などのアレルゲンに反応しやすくなり、発症或いは悪化します。また、正気の不 足による皮膚バリアの低下の ため、皮膚感染症を合併することもあります。中でも多く見られるのは、伝染性膿痂疹 (とびひ)です。  
「 22 才のA君、幼少期からのアトピー性皮膚炎が、不摂生や睡眠不足などで悪化。皮膚が乾燥し、痒みが強い。患部は淡紅色で、落屑、肥厚、血痂などもみられる。ときどき、伝染性膿痂疹(とびひ)を併発し、 黄色い汁がジクジク出る。その都度、病院に受診し、抗生物質の内服と外用剤で対処しているが、再発する。汗をかくと痒みが増す。普段は食欲正常だが、皮膚の痒みなどのストレスのせいか、少し食欲がな い。」といった症状でした。「脾 肺気虚」による衛外不固からの皮膚のバリア機能の低下が 根本的な原因と考え、千金内托散を服用して頂くことにしました。精血を補い、皮膚のダ メージを改善するため、瓊玉 膏も併用し、スキンケアの指導もさせていただきました。 その後、伝染性膿痂疹(とびひ)を発症することはなくなり、現在は、アトピー性皮膚炎 とはわからないほど、きれいになりました。アトピー性皮膚炎は、現代医学でも根治する明確な治療法は確立されていないのが現状です。中国などに比べ、日本人にアトピー性皮膚炎が多いのは、体質や生活様式によるものだと考えられます。当薬局では、その部分に重点を 置き、中医皮膚病学をベースに日本人の体質に合わせて、 独自の漢方治療を行っています。是非、一度ご相談下さい。

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